

基準点測量
各官公庁や市町村及び民間で実施するあらゆる土地の調査に必要な位置の基準となるものです。現在は最先端の測量技術と機器により正確な位置(緯度・経度・標高)を求めます。基準点は、道路の建設、都市の開発や農地の整備などの公共事業に不可欠な地図や図面等を作成するためには、位置の基準として無くてはならないものです。
水準測量
水準測量は東京湾の平均海面を0mとして測量を行いその成果を作成します。ただし離島など直接観測出来ない場所では、当該島の平均海面を0mとしています。また港湾、河川などでは水面の流水の為、河口付近の満潮時の水位を0m基準とする場合もあります。水準測量で得られる水準点は基準点と同様に標高の基準として無くてはならないものです。
※令和7年4月1日 国土地理院が管理する電子基準点、三角点、水準点等の標高成果が、衛星測位を基盤とする最新の値「測地成果2024」に改定されました。
応用測量
応用測量には路線測量、河川測量等があります。それぞれの目的は以下のとおりです。
- 〇路線測量
- 路線状構造物(道路等)ルート選定や既存路線の改修工事のための調査・測量を行い、計画・設計・実施に必要な図面等を作成することを目的とします。
〇河川測量
河川の維持管理、または改修工事に必要な調査・測量を行い、計画・設計・実施に必要な図面等を作成することを目的とします。